製品・工法

護岸、擁壁

ガーディアン

ガーディアン

法勾配控長自在耐震性大型ブロック

ガーディアンは前後のコンクリート製パネルを鋼材で連結し自由に控え長を選択できる大型ブロックです。
主にもたれ式擁壁に準じた構造の大型ブロック積擁壁として使用します。

特徴

  • 控え幅を500~5000迄自由に変更することが出来るため、安定幅を無駄なく選択でき、又背面を裏型枠として兼用できるので、スピードアップ、コスト削減を図れます。
  • 法面勾配は控え金具の取替えで底部が水平のまま直壁から3分、4分、5分、1割勾配まで簡単に対応できます。
  • 従来の大型ブロックと比較し製品重量が軽量になっており、小型クレーンでの施工も可能となります。
  • 専用の吊り金具を使用することにより、作業は安全・迅速に行うことができます。
  • ブロック表面は自然環境に溶け込み易い擬石模様と自然石張りが選べます。
  • 中詰コンクリート内は鉄骨構造であるため、さらなる地震対策措置が可能となります。
  • 尚、本製品の表面の大きさ(W=1,665mm×H=1,118mm)より小型の(W=1,250mm×H=800mm)のタイプもあります。

製品規格

ガーディアン500~5000型 製品規格図

ガーディアン500~5000型 製品規格図

※基礎部上面には必ず差筋(用心鉄筋)をしてください。
※胴込みコンクリートは1段ごとに投入し、ブロック天端より20cm程度打ち残して打設終了して下さい。(ただし、最上段は天端まで)
※標準型(A型)1個の面積は、1,861m²です。
※10m以内に目地を設置してください。

施工事例

町道竹ノ谷線道路改良工事
町道竹ノ谷線道路改良工事
町道竹ノ谷線道路改良工事
町道竹ノ谷線道路改良工事

施工上の留意事項

  • ガーディアンは、約10m間隔で施工目地を設ける事を標準とする。
  • 1段目ブロックの滑動を防止するため、コンクリート基礎の延長方向に50cm間隔で千鳥に差し筋(D16、L=50cm)を設置する。
  • 胴込め内の鉄筋は、コンクリート打設後所定の継手長を確保して設置する。又、上記積み上げ例のように控え幅が異なる場合、基礎と同様滑動防止鉄筋を設置する。
  • ブロック控え幅が一定の胴込コンクリートは、上下段ブロックの完全緊結を図るためブロック天端まで打設せず、天端から20㎝~30cm残すこと。また、一度に所定の高さまで打設し締め固めた場合、投入コンクリートによりブロックに浮力が生じ、据付位置からずれることがあるので、2回に分けて打設することが望ましい。