中央分離帯を上下の2分割式にすることで車道の上りと下りの行き来を可能にしました。事故や災害発生時の緊急時に通行できるようにしたり、お祭りや歩行者天国など道路を会場として利用ができます。
いざという時に助かる可動式分離帯
事故や災害で長時間、通行不能で完全ストップ。そんな時に動かせたら助かりませんか?
一部の施工でも性能を発揮します。
イベントの準備、元に戻す作業が早くできたら助かりませんか?
歩行者天国、お祭りなど実行委員の皆さんへ
昨今の豪雨は道路を冠水させることが多く、遮断する分離帯が時に堰になっていませんか?
リフト穴が付加価値なんです。
いままでにない新たな道路利用の幅を広げる商品です。
上部ブロック
下部ブロック
呼び名 | 寸法(mm) | 参考重量(kg) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
B | B1 | B2 | B3 | B4 | |||
上部ブロック | 0.909m | 909 | 855 | - | - | - | 870 |
1.000m | 1000 | 946 | - | - | - | 960 | |
1.250m | 1250 | 1196 | - | - | - | 1210 | |
下部ブロック | 0.909m | 909 | 855 | 443 | 540 | 520 | 850 |
1.000m | 1000 | 946 | 489 | 540 | 520 | 930 | |
1.250m | 1250 | 1196 | 614 | 790 | 770 | 1170 |
※寸法・形状について予告無く変更することがあります。
通常時
上部ブロック撤去時
基本的に下部ブロックは、埋設されており連続した帯状の構造体であること、隣接する車道部はアスファルト及び入念に締固められた路盤材であることから剛体として考えられます。
上部ブロックに作用するP1荷重は、30kNを設定しています。
連結プレートにより上部ブロックを拘束します。
ブロック上部H=25cmの高さにて水平力を加えた場合の変位と荷重を計測しました。
48kNの荷重に対して水平方向に最大8mmの変位のみでした。
中央分離帯の中央に設置する柵は、横断防止柵を基本とします。
P2の水平荷重はp種相当(0.39kN/m)を設定しています。
横断防止柵H=80cmの高さにて水平力を加えた場合の浮き上がりが発生する荷重をロードセルにて計測しました。
3回実施し結果は、(1)3.95kN (2)3.45kN (3)5.5kNでした。
※製品1本 2m当りの値
【目的・試験方法】
連結プレートの金具の耐力と上部ブロック及び下部ブロックの一体性の確認を行いました。
GUブロック中央分離帯タイプL=2.0m製品が道路面下に10本施工されているところ中央付近に上部ブロック1本を連結プレートを用いて配置しました。
高さ方向25cmの位置に水平荷重を油圧ジャッキを用いて載荷しロードセルにて荷重を計測すると同時に鉛直方向4か所、水平方向2か所の(計6か所)の変位を計測しました。
また、連結プレートに歪ゲージを貼り付けひずみを計測しました。
荷重 kN | 変位計① mm | 変位計② mm | 変位計③ mm | 変位計④ mm | 変位計⑤ mm | 変位計⑥ mm | 歪①表 μm | 歪①裏 μm | 歪②表 μm | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最大値 | 52.2 | 1.28 | 18.3 | 19.04 | 0.76 | 3.16 | 0.08 | 484.5 | 3.8 | 526.8 |
最小値 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -2.8 | -493.9 | -0.9 |
【試験結果】
上部ブロックに荷重を加えるとすぐに水平方向にプレート溝のクリアランス分だけ変位し、その後は荷重が50kNまで大きな変化は無く推移しました。反力壁が動くことになり荷重が載荷出来なくなりましたが、この時点より鉛直方向の浮き上がり変位が少し確認できました。
このことから、想定荷重である30kNにおいて、安定していることが確認できました。接続プレートに貼りつけたひずみゲージの最大値526.8μmに鋼材のヤング係数Es=2.0×105N/mm2を乗じるとσs=105.36N/mm2と一般的な鋼材の許容応力度である180N/mm2以内に収まっていることが確認できました。
下部ブロック
M16の専用吊り金具を2個使用します。
下部ブロック据付状況
舗装後(設置完了)
上部ブロック
連結プレート設置
クレーンによる設置
フォークリフトによる設置