チサンウォールは、従来の薄い面状コンクリートパネルを用いた直壁補強土壁工法類が持つ施工性・安全性の問題を、自立する"ずんぐり形状"の直方体「アスペクトンブロック」で解決します。
アスペクトンブロック
壁際~1mまでは人力による撒き出し・敷均し
★縦横長く厚さは薄いので、転圧時に力がかると壁面パネルの通りが乱れるため細心の配慮と技術が必要。
壁際0.3mまで大型ローラによる転圧が可能
★厚みがありどっしりと重量もあるので、転圧時も壁面材の通りが乱れず早くきれいな壁面が出来上がる。
●壁際締固め作業時におけるアスペクトンブロックの安定性検討
上下スライド機能を持たせることにより、より沈下に対する追随性を高めた構造にしています!
一般的に、壁面パネルと補強材の連結部は固定せず、上下方向にスライド機能を持たせることが望まれている。それにより補強材の沈下に伴い発生する力を分散させることができるからです。
しかし、従来のスリム化された薄い壁面パネルでは諸事情が絡み実現されていません。
結果として、背後の盛土材の沈下量が許容範囲を超える場合は、コンクリートパネルにクモの巣状のクラックが入ったり、異常時にはパネルが補強材から外れ落ちるという事態を招くことも考えられます。
その点、チサンウォールは、ブロック切欠部に土砂を入れて盛土材等の沈下時にもクッション効果と上下稼動域を確保。壁面にも影響を与えません
剛結合で沈下等に追随できない構造
しっかりと連結されているがために、盛土の沈下時に壁面材への影響が大きい。
壁面パネル | 壁面パネル 実勢価格 (円/m²) |
摘要 | ||||
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縦(mm) | 横(mm) | 厚さ(mm) | 質量(kg) | |||
チサンウォール (アスペクトンブロック) | 750 | 1,500 | 350 | 880 | 11,000~13,500 | 100% |
スーパーテールアルメ | 1,200 | 2,700 | 140 | 1,270 | 17,900 | 160%~130% |
テールアルメ | 1,500 | 1,500 | 140 | 740 | 18,300 | 165%~135% |
多数アンカー | 1,000 | 1,600 | 115 | 350 | 14,500 | 130%~105% |
例えば、コストの過半を占める壁面パネルを比べてみても、競争原理によって価格を極めている地場産の大型積みブロックをほとんどそのままで利用するチサンウォールの優位性は比べるまでもありませんが、参考までに…。
①安定計算法
「多数アンカー式補強土壁工法設計・施工マニュアル」に準じて設計されています。
※公的機関である、(財)土木研究センターにより制定。
②施工の様子
施工の流れは、基本的に多数アンカー式補強土壁工法に準じます。
※チサンウォールは、「壁面材の自立性」・「壁際30㎝まで大型締固め機械の使用による締固め度合や施工性の向上」を実現します。