新技術メンテナンスシステム
浸透施設はメンテナンスフリーの製品ではありません。特にゲリラ豪雨や台風の時は雨に流され色々な物が流入してきます。
浸透施設を長期に渡り安全に使用できるように、用途に合わせた、メンテナンスシステムを開発しました。
ダスタープレート(浸透施設維持管理用品Ⅰ)
- 高さ調整機能対応品
- 敷設後の高さ調整も可能
- 後付け可能
- 軽量すっきりデザイン
- 枯葉・ゴミ等の堆積防止に
調整方法
任意の高さに桝内側から浸透開孔に調整バーの一方を差込み対面の壁面孔に掛け、フレーム・プレートを乗せ完成
セーフティフィルター(浸透施設維持管理用品Ⅱ)
雨水流出抑制施設には様々なタイプがあります。浸透桝・浸透井戸・浸透側溝・浸透トレンチ・砕石貯留浸透施設・大型ボックス貯留浸透槽・プラスチック貯留浸透槽等、これらのほとんどの施設で泥やゴミの流入による能力の低下は避けられません。特に泥の問題は深刻で施設にとって天敵です。確かにフィルターのような物を付ければ泥は止める事が可能です。しかし、大雨がきたときにフィルターが目詰まりして、浸透施設本来の機能を発揮できません。『セーフティフィルター』では従来と違った方法で泥やゴミを処理でき、雨水流出抑制施設を効果的に、安全に機能させる事を目的に開発しました。
- 浸透施設の敵、泥や砂の分離効果
- 枯葉・ゴミ・石等の堆積防止
- ステンレス製・もち手付き
- 後付け対応(応相談)
- 大雨時用オーバーフロー構造
今、泥による能力低下が深刻です
維持管理システムが重要です。
フィルターには貯留浸透施設を泥の流入から守る効果がありますが、同時に大きなリスクが伴います。雨水流出抑制施設は、台風や洪水災害時にこそ機能してもらわなければならず、普段の維持管理を怠ると、泥やゴミの溜まった施設になってしまいます。
セーフティフィルター各層の機能
セーフティフィルター泥水投入実験
〔写真左〕泥水は専用フィルター材を通過し、水の色が若干ですが薄まり、排水を綺麗にしている事が確認できました。
〔写真右〕泥水を流し続けると徐々に水位が下がりづらくなりました。セーフティフィルターを使用しなかった場合、浸透施設底の透水シート上で起きていることになり、いかに能力の低下を引き起こすかがわかると思います。
セーフティフィルター有無での比較
メンテナンス用品規格表
セーフティフィルターとダスタープレートは中型浸透桝と大型浸透桝に利用できます。
調整バーを任意の高さにセットしてフレーム枠をバーの上に乗せ、セーフティフィルターまたはダスタープレートを落とし込みます。維持管理はセーフティフィルターまたはダスタープレートを取り出すだけでメンテナンスができます。フレーム枠の600用は2分割になっていて、φ600のマンホール蓋からの出し入れもできます。(フレーム枠を利用するのは、プレートやカゴが重くなり過ぎないよう、適度な重量で維持管理ができることと、取り出しやセットを容易にできるようなサイズにしました。)
呼び名 | ダスタープレート | フレーム枠 | セーフティフィルター | |
---|---|---|---|---|
DP-450 | DPF-500 | DPF-600 | SF-300 | |
外寸法(mm) | 420×420 | 495×495 | 595×595 | 300×300×300 |
調整バー | - | φ13×530 | φ13×( ) | - |
対応製品 | 中型桝全 大型桝全 |
中型桝500 | 中型桝600 大型桝全 |
中型桝全 大型桝全 |
※プレート穴はφ8mm、500以上の浸透桝にはDPF-500(フレーム)の中にDP-450を使用します。