よくあるご質問

道路用製品

SD楕円側溝(旧名:レインボー側溝)

このFAQ集では、SD楕円側溝に関してこれまで多く寄せられたご質問に対し、回答を掲載しました。

SD楕円側溝は、どのような場所に適した側溝ですか。
SD楕円側溝は、歩車道の区分が明確な道路の街渠部に使用できるよう開発され、取水方式を導水溝とスリットとすることにより、鋼製グレーチングを用いなくても全面でスムーズな路面排水を可能とした側溝です。
また、車両乗り入れ部に用いるS-2型は、駐車場内の側溝に適しています。
スリット型の側溝は他にも多くありますが、SD楕円側溝の優れた特徴を教えてください。
水深80%時では、すべての勾配で流速・流量ともに楕円形状(SD楕円側溝)が優れていると言われています。 その優れた水理特性により堆積物が溜まりにくいので、維持管理費用の低減に貢献します。
また、製品断面は、施工性や耐久性を考慮して、上下左右とも対称形をなしています。
SD楕円側溝は、JISマーク製品ですか。
SD楕円側溝はJISマーク製品ではありませんが、JISに定めるすべての要求性能について照査し、耐圧試験により安全性が実証された製品で、第三者認証をうけた事業場で生産されています。
ゴミなどがスリットに詰まり、排水性能を損なう恐れはありませんか。
12ミリ未満の小石・異物は通過しますから、通常の管理された舗装道路であれば目詰まりを起こすおそれは少ないと考えています。 また、スリットの断面は、目詰まりしにくい逆テーパー形状となっています。
側溝内に堆積物が発生した場合はどのようにしたらいいでしょうか。
スリットから挿入させる清掃用の専用金物が準備されています。 しかし、ほとんどの現場では圧送水で清掃されるか、点検孔を兼ねた集水桝等からメンテナンスをされているようです。
標準施工図に示された、プレキャスト基礎版の必要性はあるのでしょうか。
SD楕円側溝は、基礎コンクリートを敷設しなくても耐久性が保てるよう設計されていますが、乗り入れ部など特定位置への偏った荷重が想定される場合や、地盤の不等沈下が予測される場合は、即日交通解放が可能なプレキャスト基礎版の採用をお奨めします。 ただし、側溝のジョイントが基礎版のジョイントと重ならないよう、ずらして設置することが大切です。